12月6日(日)12:15-17:00

12:15 - 14:00 昼休み

昼食は各自でご持参いただくか、事前にお弁当(800円)をご注文ください。

12:15 - 12:45 国際委員会(IASPM-Japan ミーティング)  J201教室

IASPM会員の方はぜひご参集ください。また、IASPM会員ではない方のオブザーバー出席も歓迎いたします。

14:00 - 17:00 ワークショップ

ワークショップA 戦後日本の「ライブ空間」の変遷  J320教室

  • 宮入 恭平(ミュージシャン、社会学研究者、司会兼)
  • 佐藤 生実(ファッショントレンド調査者)
  • 増淵 敏之(法政大学)
  • 東谷 護(成城大学、討論者)

 「場の魅力」はどこへ行ったのだろうか?かつてライブハウス、ディスコやクラブといった「ライブ空間」は、「新しい何か」を提供し受容する「サブカルチャーの場」として存在した。しかし現在では、ビジネス主体のもと、ノスタルジアを喚起させる場、身内同士で楽しむ場、さらには「場離れ」という現象さえ見られる。このような現状は、「ライブ空間」が場としての魅力を失ったことを意味するのだろうか。あるいは、「ライブ空間」そのものが求められていないのだろうか。
 このワークショップでは、「ライブ空間」がどのように社会や文化に配置されてきたのか、そして、それがどのように利用されてきたのかという、戦後日本の「ライブ空間」の変遷をたどりながら、それぞれの時代における「場の魅力」を確認する。それを踏まえたうえで、現在の「ライブ空間」に存在する(あるいは存在しない)「場の魅力」について、パフォーマー、オーディエンス、そして(文化)産業という、空間に対するかかわり方が異なる三者の視点を交えながら議論する。(代表者)

ワークショップB 日本のヒップホップ再考  J301教室

  • 安田 昌弘(京都精華大学)
  • 木本 玲一(相模女子大学)
  • 石黒 雄一(ダンスミュージックレコード・バイヤー)
  • 木島 由晶(桃山学院大学、司会)

 本ワープショップでは、日本における1990年代半ば以降の、いわば、ヒップホップの「定着」以降の状況変化に目を向けて、考えをめぐらせてみたい。そのさい、中心となる論点を、「グローカリゼーションglobal / localization」と「文化的真正性(cultural authenticity」の二つに設定してある。話題提供をお願いしている3名には、ゆるやかにこの論点を共有しつつ、まさしくマイクリレーのような形で、それぞれの立場から日本のヒップホップの状況について語ってもらう予定である。なお、話題の提供は、1.国際的な目線、2.国内的な目線、3.「現場」寄りの目線、の順に進めていく。
 以上をふまえた全体討論には、日本のヒップホップに興味のある人はもちろん、そうでない人にも気軽に参加していただけるとありがたい。とりわけ「ポピュラー文化の移転や土着化」といった問題系に関心のある方にとっては、有益な意見交換が期待できるものと思われる。あるいは「Jポップ」と称される、近年の日本の流行音楽を理解するうえでも、本ワークショップは有益な示唆を与えるだろう。(代表者)

ワークショップC 大学教育におけるポピュラー音楽  J302教室

  • 毛利 嘉孝(東京藝術大学、司会兼)
  • 三井 徹
  • 生明 俊雄(広島経済大学)
  • 吉岡 英樹(東京工科大学)

 ポピュラー音楽研究は、この二〇年の間にゆっくりとではあるが、アカデミズムの研究領域として認識され、大学教育のカリキュラムの中に取り入れられるようになった。けれども、一口にポピュラー音楽教育といっても、大学や大学院の組織の特性や、社会や労働市場、学生のニーズによっても多様な形態を取っている。また、日本の大学制度においては、独立したプログラムとしてではなく、既存のさまざまな隣接したディシプリンの一部として連携しながらカリキュラムが組まれてきた。近年ではデジタル化やグローバル化、多メディア化や通信技術の発達、音楽批評やジャーナリズムの変容など、ポピュラー音楽を取り巻く状況は、急速に変化しつつあり、それにともなって教育の内容も急速に変化しつつある。
 こうした状況を踏まえ、本ワークショップでは、ポピュラー音楽研究が大学・大学院の中でどのように教育されているのかを具体的に報告することを通じて、カリキュラムや方法論の共有化を図る一方で、今後ポピュラー音楽研究の教育をどのようにすべきかを議論したい。
 司会兼第一報告者の毛利嘉孝は、現在日本の大学・大学院で行われているポピュラー音楽研究の教育実践を俯瞰した上で、そのカリキュラムを大きく分類・整理し、これまでの成果と問題点、そして今後の可能性について報告を行う。第二報告者の生明俊雄は、三年前から報告者が大学のゼミで実践しているインディーズレーベルの運営を実例として紹介し、その目的・狙いや学習内容、これまでの経過、現時点での成果、問題点、そして今後の方向性について議論する。第三報告者の吉岡英樹は、大学教育のカリキュラムにおける位置づけを考えつつ、音楽制作教育という立場から具体的にどのような教育実践を行っているのかを報告する。最後に、日本のポピュラー音楽研究のパイオニア的存在である三井徹は、70年代のJASPM発足以前からJASPM発足後まで、自分自身が関わってきた、日本におけるポピュラー音楽研究の教育実践を振り返りつつ、これまでの教育活動の成果と問題点について議論する。
 こうした議論を通じて、今後のポピュラー音楽研究の高等教育における教育プログラムをどのように作ってていくことができるのかを考えてみたい。(代表者)


17:00 閉会セレモニー  J320講義室


  • 最終更新:2009-11-30 16:45:20

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